騎兵用の銃は、取り扱いやすくするために短く作るのが普通でした。そのため一般的に短い銃＝カービン(騎兵銃)と呼ばれるようになりました。

ウィンチェスター社が開発したM1カービンは、ライフルと拳銃の中間の性質を持っています。非常に軽く扱いやすいため士官が護身用に好んで装備し、第二次大戦でもっとも使われた武器のひとつとなりました。CoDに登場するのは、ストックを折畳み式にした空挺仕様です。

M1カービンは長所がそのまま短所になります。使用する.30カービン弾は威力が低く、また銃身が短いため射撃精度がライフルに劣ります。ですが、その軽量性と装填数を生かした機動戦を展開すれば、敵の戦線を大混乱に陥らせることができるでしょう。

第二次大戦の米軍の主力武器US Rifle Caliber .30 M1は、製作者の名からM1ガーランドと呼ばれます。他国よりいち早く採用されたこのセミオートマチックライフルは、枢軸軍を圧倒する火力を米軍に与えました。

ガーランドは威力こそ他国のライフルに劣っていますが、圧倒的な発射速度を誇ります。その精度はあらゆる短機関銃より優れていて、またどのマシンガンよりもすばやく動くことができます。突撃も援護もこなすオールラウンダーの存在は、米軍の勝利に欠かすことはできないでしょう。

最も大きな特徴であり、最大の欠点はその独自の装填方法です。ガーランドの弾丸は8発がひとつのクリップに固定されおり、弾を撃ち尽くすとクリップが勢いよく飛び出します。このときに発する金属音は、敵にあなたが無力になっている瞬間を知らせてしまいます。

またクリップごとに装填するため、弾を撃ち尽くさない限りリロードすることができません。特に弾薬数を調整しているサーバーでは、リロードのための無駄撃ちをしすぎて弾切れを起こすことの無いように注意しましょう。

通称トミーガン。ドイツ人が「連発できる拳銃」を考案したのと違い、アメリカ人は「取り扱いやすい機関銃」を開発しました。サブマシンガンという名にその発想の名残が見えます。大戦前にはギャングと警察に愛用され、禁酒法時代を扱った映画でよくお目にかかります。

戦場での評価は絶大で、多少重い点を除けば動きやすく、丈夫で信頼性は高く、発射速度も申し分なくまた装弾数も多く、接近戦に大きな威力を発揮しました。

短銃身と拳銃弾により遠距離での撃ち合いには向きません。サポートをライフルとBARに任せ、すばやく敵陣に突入しそこを占領する。このような戦いになればトンプソンの右に出るものはいないでしょう。

BARとはBrowning Automatic Rifleの略です。第一次大戦後期、塹壕突破の支援武器として1人で運用できる機関銃(軽機関銃)の構想が出来上がり、米軍が開発したのがこのBARです。

BARはトンプソンの連射力とガーランドの破壊力を併せ持ち、前進する兵士の援護に大きな威力を発揮します。また接近戦でもライフル弾は心強い味方になります。

重量により多少軽減するとはいえ、ライフル弾を連射するために反動はものすごく、うまくフル / セミオートを切り替えて対処する必要があります。またその重量ゆえに移動速度がどうしても遅くなります。不注意に戦場を横切ろうとすると腕のいい狙撃手の絶好のカモとになるでしょう。

第一次大戦の米軍の主力銃スプリングフィールドM1903は、第二次大戦では高い射撃精度を生かし、2.5倍スコープを付けたM1903A4狙撃銃として最前線で活躍しました。海兵隊では8倍スコープを取り付けていました。CoDではなぜか4倍スコープが装備されています。

スコープを覗くと視界が極端に狭まります。また姿勢によって照準がぶれます。一発撃つとボルトを動かすためスコープから目を離し、再び覗いても前と同じ視界のままだとは限りません。

スコープを取り付けるには、弾倉の真上に付ける方法とサイドに付ける方法の2種類あります。ここに登場するスプリングフィールドは精度を高めるために前者の方法が採られ、そのため弾丸をクリップで装填することができません。一発ずつ装填する動作は非常に時間がかかります。

狙撃銃はうまく運用すれば、一切見つかることなく敵の士気を大幅に下げることができます。ただし、CoDにはKillcamがあります。同じ場所に居続けて背後に回られることのないよう気をつけましょう。