よくSMLEと略されます。またリー・エンフィールドとだけ呼ばれることもあります。SMLEは1907年に正式採用され、それ以降も多くの改良型が開発されました。No4MkIは第二次大戦当時の英軍主力ライフルで、最も性能の良いライフルのひとつでした。
SMLEは他国のボルトアクションライフルを大きく上回る、10発入る弾倉を備えています。これはより長い時間戦闘に参加できるという点で、英軍の大きな利点になりえます。弾丸は5発ずつクリップにまとめられており、リロードは最低5発撃たなければ行えません。
弾数が多いとはいえ連射力に劣るボルトアクションライフルなので、無理に前に出る必要はありません。仲間には突破力のあるステンとブレンが居るので、SMLEは援護に徹したほうがよいでしょう。
イギリスは大戦をずっとSMLEで通しました。自動ライフルを開発したくても、それだけの資源と余裕が無かったのです。大戦後、イギリスは超大国の座から降りることになります。
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